あみの福祉会の理念
● 障害のある人たちが、社会の一員として自らの意思や願いにより、自分の人生を切り開いていく力をつくる実践に努めます。
● 障害のある人たちが、生きがいと誇りのもてる地域社会をめざして、地域の関係諸団体との連携に努めます。
国、京都府、旧網野町・丹後5町行政からの多くのご支援とともに、網野町民の皆さんを
はじめ各種団体や個人の皆さんからの大きなご支援をいただき、今日の「あみの福祉会」の
多くの施設ができました。
私たちは、この施設づくりに寄せられた期待と信頼に応えるため、現在まで培ってまいり
ました共同作業所づくり運動の成果と教訓を大切にしながら、これらの施設を拠点として
障害者福祉の新たな発展を築いていくことを目標にしています。
理事長 奥野嘉郎
新グループホーム『ひまわり荘』開所
ご あ い さ つ
このたびの「グループホームひまわり荘」の開所にあたりましては、関係行政の皆様をはじめとして地域の皆様方の多大なご支援、ご援助をいただきました。あみの福祉会を代表しまして厚く御礼を申し上げます。
本年度は、1995年に島津・三本松に仲間2人、職員1人でスタートしたあみの共同作業所開所から40年を数えます。この間、障害のある方々の「働く場」「暮らしの場」「地域生活を支える場」の整備・充実をはかってまいりました。
しかし、京都北部には、重度の障害のある仲間の「暮らしの場」がなく、遠方の施設等での生活を余儀なくされています。「生まれ育った地域で、親の近くで暮らしたい」「看護師さんがいてくれたら安心だ」「いつでも我が子の顔が見れる近くにいてほしい」という仲間、親御さんの願いを実現する為に、グループホーム建設の計画を進めてまいりました。
その願い実現の為に保護者会・友の会を中心に2021年9月に「京丹後市にどんな障害がある人も暮らすことができるグループホームをつくる会」が結成され、「会」に結集された多くの団体・個人の皆さん方と法人が一丸となって2年半に渡って運動を進めてきました。そして地域の多くの皆様方の応援をいただき、今日を迎えることができました。
その中で、仲間の皆さんの自治会「あおぞら会」がこの取り組みを「我が事」として受け止め、販売活動や募金箱の設置、回収など積極的に活動を行い、私達を引っ張っていくれたことも紹介をしておきます。
このホームには私達の夢と希望が詰まっています。仲間の皆さんが安心して暮らすことができ、桃山地域の皆様方に愛される施設になるように努力をしてまいります。
最後になりますが、皆様方の引き続いてのご指導、ご支援を切にお願いいたしまして意を尽くせませんが御礼のご挨拶にかえさせて頂きます。
2024年3月吉日
社会福祉法人あみの福祉会
理事長 奥野嘉郎